SACD 輸入盤

『巡礼の年』第2年『イタリア』より、2つの伝説 ヴィルヘルム・ケンプ

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186220
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ケンプ晩年の隠れた名盤
リスト『巡礼の年』第2年『イタリア』より、2つの伝説


SACDハイブリッド盤。このディスクはヴィルヘルム・ケンプ[1885-1991]が80歳を目前にした1974年9月にセッション録音した、リストの『巡礼の年』第2年『イタリア』よりと『2つの伝説』です。ベートーヴェン、ブラームス、シューベルトの作品を最重要レパートリーとし数多くの録音を残してきたケンプはリストの録音は非常に少なく、当ディスクの録音の他には1950年代に収録した2つの協奏曲(フィストゥラーリ指揮、ロンドン交響楽団)とピアノ作品集が代表盤にあげられるのみです。しかしリスト作品への思いは強く、セッションで丁寧に仕上げた当録音は実に素晴らしく、ケンプの思いが込められた名演・名盤です。ケンプの熟した芸術を堪能することができます。
 今回のリマスタリングも「Pentatone」レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しております。なお、装丁はスーパー・ジュエルケースにスリーヴ付きの仕様、さらにブックレットにはDGのオリジナル・ジャケットが掲載されており、マニア心をくすぐるこだわりのパッケージとなっております。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● リスト:『巡礼の年』第2年『イタリア』 S.161より

 婚礼
 物思いに沈む人
 サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
 ペトラルカのソネット第47番
 ペトラルカのソネット第104番
 ペトラルカのソネット第123番

● リスト:『巡礼の年』第2年への追加『ヴェネツィアとナポリ』 S.162より
 ゴンドラの漕ぎ手

● リスト:2つの伝説 S.175
 小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
 水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ

 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 録音時期:1974年9月
 録音場所:ハノーファー、ベートーヴェン・ザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

 音源:DG
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

【PENTATONE - Remastered DG quadraphonic recordings】
「RQR (Remastered Quad Recordings) series」では、これまで、フィリップスのカタログ音源(4チャンネルステレオ quadraphonic recordings)をライセンス使用して、DSDマスタリングを施して復刻してきましたが、この度、1970年代のドイツ・グラモフォン音源のDSDマスタリング復刻を開始致しました。今回もリマスタリングはオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当しており、万全のメンバーで行われました。名盤中の名盤が高音質のSACDで再リリースされるという大歓迎のシリーズと言えましょう。(キングインターナショナル)

収録曲   

  • 01. Sposalizio
  • 02. Il Penseroso
  • 03. Canzonetta Del Salvator Rosa
  • 04. Sonetto 47 Del Petrarca
  • 05. Sonetto 104 Del Petrarca
  • 06. Sonetto 123 Del Petrarca
  • 07. Gondoliera
  • 08. Saint Franois D'assise: La Prdication Aux Oiseaux
  • 09. Saint Franois de Paule Marchant Sur Les Flots

ユーザーレビュー

総合評価

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「ケンプにリストは、、、」と勝手に想像し...

投稿日:2020/03/22 (日)

「ケンプにリストは、、、」と勝手に想像していた小生ですが、どうしてどうして見事に裏切ってくれました。 ホロヴィッツのロ短調のように、聴き手に有無を言わせない圧倒的な迫力も素晴らしいですが、このような語り掛ける演奏でリストを聴くのも一興です。 しかし、ケンプには本当に楽しい思いをさせていただきました。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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Wilhelm Kempffは自分にとって、命の恩人の...

投稿日:2011/02/03 (木)

Wilhelm Kempffは自分にとって、命の恩人のような音楽家ですが、その晩年の録音のうちで、これだけは恥ずかしながら未聴でした。正直、年に一度も積極的にLisztを聴かない人間なので、Liszt演奏としての客観的レビューの資格なぞ無い自分ですが、Kempff晩年の演奏としては、Brahmsのピアノ作品集(Original LPで2枚)に匹敵する演奏ではないでしょうか。作品の一つ一つの深奥に沈潜し、作品と一体となり、いつしか聴いている自分も別の世界に連れて行かれてしまう。それでいて、決して人間離れした感覚は微塵もなく、Kempffの築く世界はどこまでも深く人間的で、慈しみに満ちています。ラスト2曲の大らかな感動は、月並みな言い方で恐縮ですが、やはりこの20世紀を代表するピアニストでなければ得られないものと思いました。Kempffによってクラシック音楽の世界に導かれて数十年、Kempffに出会えたことの幸せを今、再び噛みしめています。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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